私の夜の部分

11/1
友人と赤子を撮る。
誕生日当日、赤子も食べる事が出来るケーキセットも見せてもらう。今まで見たケーキの中で一番可愛いと思った。

11/2

私は今まで罪なんて犯した事がないと思って生きて来た。
自覚が無かったのだ。最近は自分が犯した罪の羅列が止まらない。
「罰を受けたい」という理由でSM行為をする意味がよく分かっていなかったが、今なら分かる。罰せられたい。誰にも言えない秘密を、誰にも言えないまま生きていくのは苦しい。だから罰されて楽になりたい。
罪だの罰だの言っているうちは結局は高みの見物に過ぎない。そんなものを受けてすっきりしようなんて甘い。一人で苦しんで生き抜くしかない。

11/3
誰とも一言も話さなかった。ラジオを聴いて少しだけ笑った。
無性にチョコレートが食べたくなり、作業をしながら食べた。甘いものを自分で買い、食べるのは私にしてはかなりめずらしい事だ。先月もこのような事を日記に書いた記憶がある。

クローネンバーグの「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」を観る。クローネンバーグの作品で人格を形成したと言っても過言では無い為、本作も襟を正し正座をして指を咥えながら鑑賞した。

11/9
実働は無し、作業が山のようにある日。
今月は初日から十六日まで、睡眠と食事、入浴、排泄以外の自由時間がほぼ無い。こんなに働けるのは本当にありがたい。

11/10

撮影をはしごする日。大抵は一日二件なのだが、今日は三件。

街中ですれ違う人全員に人格があり、全く違う思考をしていると思うと怖くなる。
人と関わる時、中距離の対岸の出来事を見ているような気持ちになる。自分に影響が無いから見たり聞いたり出来るのだろう。

11/11

私が一番好きな江國香織の作品は?(「きらきらひかる」「いつか記憶からこぼれおちるとしても」を除く。)

11/16

岐阜詣で終わり。
自分の外見に構う日。美容院に行き、洋服をクリーニングと仕立て直しに出し、手爪にマニキュアを塗った。合間に猛烈に作業をする。

11/17
東海FS。出番以外は好きな人たちに挨拶をしただけで終わってしまう。

テーマは「弔い」。
無くした物、失った物を大切に想いながら毎日を生きている。ふとした瞬間に悲しくて寂しくて感情が溢れてくる。一緒に生きていた頃が懐かしい。私の愛、私の全て。
ほとんどの時間を茫然としながら受けていたが、縄を解いて貰って居る時に突然悲しくなった。

11/18

私は顔立ちが地味で大人しく、服装も奇抜ではない為、真面目に見られやすい。
真面目にみられるというのは基本的に損をしている。能力維持の事を期待されるからだ。見た目から想像するよりも、頭が良くない為、驚かれる事だってある。そんな奴らとは二度と口を聞かないか、馬鹿を爆発させてとことん困らせてやろうと決めている。

頭の中は「猫を撫でたい」「早く家に帰ってパジャマに着替えたい」「生クリームだけ食べて生きたい」「おっぱいを揉みたい」といった思いでいっぱいだ。

昨日のイベントの打ち上げで、「頭がおかしくなるなら馬鹿方向におかしくなりたい。繊細な方向に振れると人は自殺をする」という話題になる。その通りだと思った。私は人よりあらゆる物事の能力が低いが、それについて困る事はあまり無い。それは周りにいる人間が優しいから、そして私がこのことについて悩まないからだ。
馬鹿だの中卒だの言われたとしても、(中卒は紛れも無い事実だ。)、頭が良くない故にストレス耐性が無く、すぐに泣いたり怒ったりするが、それも私という人間の幅の一つである。迷惑をかける場面の方が多いが、それを愛しくも思っている。少なくともそんな自分の事が好きだ。頭が良く無くても人に優しく出来るし。

11/24〜28
バンコクへ。
https://note.com/gogo2501/n/nf9b34f19f613

11/30
バンコクから帰って来て、案の定風邪をひいている。去年ベトナムから帰って来た後もひいていた。
忙しく疲れているのだから、大人しく国内の温泉に行けば良いのに、とも思う。でも行った事がない国に行ってみたくて仕方がない。言葉がよく分からない国を一人でうろうろしたい。中学生程度の英語力があればなんとかなるバンコクは素晴らしい。今回は現地で友人と数時間合流した以外は一人行動だった。

疲労と風邪の症状によって、ひたすらに眠っている。合間に猛然と作業をし、また眠る。今日は11時半起床、13時から17時まで睡眠、18時から20時まで睡眠、そして現在24時。今からまた就寝する。
長短ある睡眠の中で見る夢は色とりどりだ。バンコクで見た物聞いた物が淡々と整理されていくのが分かる。私は悪徳刑事で、チャイナタウンを彷徨きながら街の小悪党をいじめて喜んでいた。違う夢では川沿いでボート屋を営んでいた。相棒の雑種犬と川を眺めたり、ボートを出して客や荷物を運んだりしていた。夜になったら店仕舞いをし、タイ米のチャーハンを作り、犬と一緒に食べた。
今まで見る事のなかった類の夢である。そもそも私は起きたら夢の内容を忘れてしまっている事が大半だ。はっきり覚えているのは、何か意味があるのだろうか。特に何も無いだろう。今まで猫が好きだったが、犬についても好ましく思うようになってきた。バンコクで見た犬は働いている人間に寄り添っており、まさしく相棒のようだった。

私の意識無意識にそっと寄り添う夢という存在は不思議に満ちている。現実より刺激的で甘美過ぎるのは良くない。あまり囚われないように気をつけないと、と思いながら眠る。

今月ショックだったこと。
上前津にあるカラオケ、ネットカフェのハンモックが休業。
二十代の頃は友人達と朝までカラオケをしたり、ショーのリハをしたり賑やかに利用していた。
外遊びをほとんどしなくなった今でも私の一番お気に入りの休憩スポットでもある。昼休憩がてら漫画を読みに来て居るのだ。ネカフェにしてはよくわからないディープな品揃えが好きだ。店員さんたちの事務的な接客もちょうど良くて居心地が良い。どうか再開してほしい。

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